2010年11月28日

しばきり園さん、お茶会



上がって来た道を振り帰ると、 こぇ~
車1台しか通れないこの道が、
毎日の全てに続くライフラインなんですね。




今日は風は強かったけど、ポカポカ陽気。
お天道様もご協力して下さっているかのようです。

年に2回の、感謝のお茶会が始まります。




樹齢350年のお茶の木。入口にいらっしゃいます。



神木に見守られて。おもてなし(どこかで見かけたような?)
風景に溶け込んだ、とてもやわらかな呈茶でした。



おもてなしのお茶。品評会出品茶。
園主のお気持ちです。
清水のお茶はやさしいイメージですが、
ここは出品茶以外のお茶もみんな底力のある
優しいだけじゃない、たくましいお茶ですよ。
そう、優しさとたくましさの両方を持っている
昔、昔から続いている日本茶。
洗練された器用さはないけれど、地に足付けた
く~、これだ! 心が満たされ安心するなぁ~
って感じです。


みなさん、初対面なのに旧友に会ったかのような笑顔、笑顔。
ワンちゃんまで^^ 時間がとてもやさしく流れます。


右側の人だかりは かなざわゆうさんお茶請け屋さん



食べても美味しい、オリジナルの茎焙じ茶。
かわいい素敵な「ほうろく」も販売されていますよ。



しばきり園さん
何を大事に生きていらっしゃるか、感じさせて頂けるお茶会でした。

初めての方でも敬愛の気持ちで接してしまう、日本人が持っている心が
飛び交っていました。こんな繋がりに関わる人は、やはりこの心を
繋いで行くのでしょうね。

素晴らしい事です。



この会を開く為に、どんなご苦労があるのか?計り兼ねますが、

そんな事はいいんですよ、楽しんで頂ければ、

と言う声が聞こえ、内から暖かなぬくもりを頂いて帰りました。

あと1ヶ月で、2010年も終わり。
1年を見つめ返すのに、最高のタイミングです!

しばきり園さん、ゆうさん、ご協力された皆様、
あたたかな時間を有り難うございました。( ^^) _旦~~

  


Posted by 茶空間 at 21:54Comments(0)日記

2010年11月27日

しばきり園さんのお茶会



明日は しばきり園 さんの年に二回のお茶会です。

茶空間の「ひだまり」の生まれ故郷です。

そのまま、ひだまりのようなお茶農家さんです。

お時間取れる方は、ぜひ足を運ばれては?

心が広がると思います。^^


5月、しばきり園さんの茶園
  


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2010年11月23日

縁起物 福茶


あっという間?に、もう11月が
終わりに近づいてきました。
今年も残すところ、あと1ヶ月ほど。

街中も、クリスマスやお正月の空気が漂いはじめ、
浮足立つような独特の雰囲気に包まれています。
今年も、各地のイルミネーションが綺麗ですね。

今年一年、大変だった方、穏やかだった方、想いは
さまざまかと思いますが、感謝の思いと、来年への
新たな思いを抱き、新年を迎えたいですね。


そんな想いも込めて、茶空間では毎年この時期には
福 茶』をご紹介しております。



茶空間をご利用いただいた方にお送りするメール配信にて、
福 茶』の歴史についてもご紹介しました。

古くからお茶は薬として珍重されてきました。
当たり前のように飲んでいるお茶でも、自然の恵み
なくしては私たちのもとには届きません。

はるか昔から続いてきた歴史、作り手の想いとともに、
皆さまの健康と笑顔の元になれますよう、これからも
お届けしてまいります。



《メール配信について 》
メール配信希望の方は、件名に『メール配信希望』と
書いて、茶空間までご連絡ください。(差し支えなければ、
お名前を添えていただけると助かります。)

1~2ヶ月に1通ほど、メール配信限定の特典や、お茶の
豆知識などをお送りいたします。

宛先 :chakukan@yr.tnc.ne.jp

  


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2010年11月22日

冬がそこまで。


花言葉は「健康美」

日本の冬の香りに欠かせない、柚子ですね。

その通り、ゆず湯はポカポカ暖めてくれます。
香りで癒されるだけでなく、実際に
疲労回復、風邪予防、美肌効果等など
内に含んだ栄養価が優れているようです。

花言葉のもう一つは、「恋のため息」とか・・(>_<)

冬がそこまで来ているこの時期、

茶空間の和菓子でも登場です。


薯蕷饅頭・柚子餡



  


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2010年11月21日

大好評(^o^)/


「冬の駿河路」


今年のお歳暮商品の新作。


此処3日、大変ご好評を頂きました!

富士山缶には、お正月用「福 茶」と「柚子入り緑茶」

お茶請けは静岡県立大学、木苗学長のアイデアで出来た
駿河路ようかん。



・伊豆産のだいだい
・静岡産のお茶と栗
・静岡産のさつまいも
・由比産の桜えび
・焼津産の駿河湾海洋深層水から作られた塩

お洒落なパッケージと内容。
静岡を旅して感じられる、四季を心がけたようかんです。
また静岡県産の原料を使用することで、
安全で安心してお召し上がり頂けます。

駿河路まるごとギフトです。(^^)v

  


Posted by 茶空間 at 21:30Comments(0)季節のおすすめ

2010年11月20日

「あさのか」入荷

新茶時期に生新茶で販売し、人気者だった

希少品種「あさのか」

お茶が美味しくなるこの時期、火入れ(焙煎)を施し

販売致します。

鹿児島県茶業試験場で「やぶきた」と「中国種」の掛け合わせから
生まれた新しい品種茶です。
静岡での栽培はまだ聞いた事がありません。

やぶきたにはない、甘みと、まったりとしたコク、旨味が、
女性を中心に人気のお茶でした。
四煎飲んだ最後は、茶葉を美味しく召し上がって頂けます。!



  


Posted by 茶空間 at 21:43Comments(0)新着情報

2010年11月19日

茶空間スタッフのお茶淹れ教室

不思議なご縁の、先の先の先の~繋がりです。


16日、宮崎と新潟のお茶の生産・小売を営んでいる
6名の方々が訪れて下さいました。

お茶って不思議です。
普通なら知りあう事のない、遥か遠方の方と
一瞬で昔からの知人のようなお話が始まります。^^

今回は、インストラクションorお茶淹れ教室が
希望でした。
お客様は、若い方からベテランまでプロの方です。

いろいろ考えた末、茶空間スタッフにお任せしました。
傍で見ているのと、実際に体験するのでは雲泥の差です。
先輩のプロに対して、出来る事を精一杯させて頂き
学ばせて頂こう、と言う意識を暖めていたようです。


お互いの空気が、暖かい柔らかな雰囲気を作り上げていき
何でも話し合えます。ポイントでは真剣に。
一方通行では出来ませんね。


お互いに尊敬し合って、とにかく実行してみます。
かっこう付ける方は一人もいません。


どこから見られても決まっている、凛とした手さばきです。
和の美しさが感じられます。


目に見える、手順やポイントは流れ良くお見せできました。

それ以上に大切な、お茶を通しての、

広がる想い・繋がり・生き方まで

お互いの立場、角度を伝え合う事が出来ました。


終わった時は是非来て下さい、行かせてくださいの応酬。(^_^)v

計画して練ったお茶淹れ教室では、とても繋がらない
マニュアルがないから繋がったとしか言えない、
忘れられないふれ合いでした。

みな様と、みな様の背景に感謝いっぱいです。

素敵な時間を有り難うございました。\(^o^)/

  


Posted by 茶空間 at 22:13Comments(0)日記

2010年11月18日

お茶カフェのお歳暮

いよいよ、お歳暮シーズンに入ります。
今週末から百貨店などお歳暮コーナーが揃います。

早期受注特典などのサービスを組み込み、
年々早まっているようです。

僕が百貨店に携わっていた頃、
お歳暮5000円~、お中元3000円~
みたいな相場もあったり、お電話1本で
「何でもいいから送っといて。」

なんて時代もありました。(・.・;)

今はじっくり先様に合わせ、手作り品をお選びする方が
増えているようです。

もともと、ご先祖様の霊に供えた名残のようですから
落ち着いて選びたいですね。

一般に、12月上旬から25日頃までお歳暮の
お熨斗を付けます。

茶空間でも「お歳暮コーナー」をアップ致しました。

じっくりご覧いただければ幸いです。


金粉茶・ゆず茶・富士山缶・静岡ようかんセット「冬の駿河路」


金粉茶・柚子茶・干支缶・松竹梅風呂敷セット「年始め・雪うさぎ」

  


Posted by 茶空間 at 22:55Comments(0)新着情報

2010年11月17日

丸子のお茶農家さん


130年ぶりに復活させた「幻の紅茶」

もちろん、こんな事が出来るのは静岡市丸子の村松二六さんです。
分けて頂ける事になり、昨日紅茶の仕入れに行きました。

紅茶のお話しは後日になりますが、

丁度その日、珍しい場面に出会いました。



べにふうきの文山包種茶(ぶんさんほうしゅちゃ)を作成中でした。


普通は完全発酵させ紅茶にするべにふうきですが、
今回は花粉症対策に微発酵で止め、メチル化カテキンを
最大限残し、美味しく頂ける製法です。

その為の工夫が至る所に施されていました。

ドラム缶の10倍ほどの乾燥機、長さ3メートルほどの中で
角度、長さ、中のヘラの高さ等、数センチの違いで
製品に大きな差が出てしまうそうです。
それらを全て試し、最高の調節が施されていました。



機械の外見を見て、まねをされる方が多いそうですが、
まねをするなら中身を!ですよね。

飲んで頂く方を思い、その為の試行錯誤を50年以上
続けていらっしゃる謙虚な姿勢は、今も変わらず
終わりがないようです。



出来たての茶葉からは、人を幸せにしてくれるかのように
甘~い香りが立ち昇ります。

品物ももちろん大切ですが、この様な方の情熱を
お届けできる茶空間で有りたいです。

  


Posted by 茶空間 at 23:15Comments(0)紅茶のこと

2010年11月16日

手揉み茶



第14回全国手揉製茶技術競技会

今日、静岡市の静岡茶市場で行われました。



新潟県から鹿児島県まで、全国から予選を勝ち抜いたチームです。

会場はピリピリムードで、緊張している・・・と思っていたのですが、

?????

何と、和やかなムード。

お互いに他のチームに勉強に行ったり、にこやかにお話しされたり、

競技会ですから順位は付きますし、収入にも影響はあるのですが、

その中で・・・???


ああ、この方たちはいいお茶を、納得のいくお茶を作る事に
専念されている。

他のチームとの勝ち負けより、見ている所が違うんだ!

と感じさせて頂きました。

敬愛の心で、お茶とご自分に向き合っているから
競技会でも自分を見つめるきっかけと捉えていらっしゃる、

お茶に関わる先輩たちがとても嬉しく思えました。^^

もうひとつ驚いたのは、若い方が半分ほどいらっしゃいました!

30年ほど前は手揉みの方々にお仕事を依頼すると、
お見え下さる方はみなさん、70歳以上でした。

伺ったら、今は若い方がどんどん増えているそうです。
嬉しいですね~。


  


Posted by 茶空間 at 21:56Comments(0)日記

2010年11月15日

お疲れさまでした(^^ゞ

11月14日、昨日は 日本茶インストラクター の筆記試験日でした。

日本茶の数少ない資格制度のひとつです。

初級=アドバイザー
中級=インストラクター
上級=マスター(まだ稼働しておりません)

年々難しくなっていますよ~。
今年は新しい出題スタイルが加わったようです。(@_@;)

受験された方々、お疲れさまでした。
今日は暖かいお茶を飲んで、ホッと一息ですね。^^

  


Posted by 茶空間 at 23:55Comments(0)日記

2010年11月12日

すっかり紅葉


山間地の茶処も紅葉が進んだようです。

朝夕は涼しいというより、寒い寒いという感じです。

茶空間の和菓子も、紅葉です。


粒餡・練りきり

  


Posted by 茶空間 at 22:44Comments(0)季節のおすすめ

2010年11月11日

釜炒り茶 静7132

世界お茶祭りでは和紅茶と同じように、

釜炒り茶も多く見られました。

最近のお茶は香気が薄い、とよく聞きます。

釜炒り茶は昔のお茶作りの製法のひとつ、

萎凋(いちょう)させる方が多く、甘い香りが出ます。

その茶葉を釜で炒る事で香りを楽しめる、
チョッと中国茶のような感覚です。
浸出液は、透明感のある黄金色が多く見られ
味はさっぱり系が多いです。
見た目は勾玉のように、くりくりしています。

とは言え、産地・品種で個性は様々です。

釜炒り製 「静7132」

黄金の水色


古くからある品種ですが、個性が強すぎブレンドに向かない為
名前が付かず、(p_-)系統番号で呼ばれています。

桜餅・桜葉を連想させる明るい香りですよ。

最近では、清水区の清水みんなのお茶を創る会で

蒸し製煎茶を「まちこ」、とお名前を付けて人気者です。^^

  


Posted by 茶空間 at 22:33Comments(0)日本茶のこと

2010年11月10日

和紅茶④

荒茶まで出来たら次は、仕上げです。

形を整え、抽出しやすくし茎や粉等を外します。


             ↓


切断機


右側にあるのが、紅茶の茎茶です。


丸子紅茶、べにふうきの完成です。


村松二六さん、作りたての紅茶の味見です。^^

とってもおおらかな笑顔で、丁寧に伝えて頂きました。

優しさと広がる香りを持った、完成度の高いべにふうき紅茶です。emoji13

ありがとうございました。

  


Posted by 茶空間 at 21:56Comments(0)紅茶のこと

2010年11月09日

和紅茶③

昨日の紅茶製造の反響が大きかったので、続きです。

揉捻(じゅうねん)が終わったら、発酵室です。
緑茶にはない設備です。


3時間ほど発酵させると、鮮やかな赤褐色となります。


乾燥機にかけます。
ここで水分3~4%まで落とし、発酵を止めます。

乾燥機から出てきたところ。
元の茶葉を置いて見ました。

これで紅茶の荒茶が出来ました。


此処から仕上げ加工にかかります。(^^ゞ

  


Posted by 茶空間 at 21:37Comments(0)紅茶のこと

2010年11月08日

和紅茶②

昨日アップしました「べにふうき」。

此処の所、花粉症対策で茶空間を訪れて下さる
方々が増えています。

有名な「べにふうき」、紅茶にしてしまうと
メチル化カテキンが無くなってしまうと言われています。
花粉症対策には、発酵させていないべにふうきをお薦めします。

昨日の丸子のべにふうきですがこちらは嗜好品として、

べにふうき品種の魅力を追いかけた和紅茶です。


萎凋(いちょう)部屋で一晩酸化させます。


揉捻(じゅうねん)葉の形を整えながら酸化を進めます。



だいぶ紅茶らしくなりました。

またこの先はお知らせ致します。(^^ゞ

  


Posted by 茶空間 at 23:02Comments(2)紅茶のこと

2010年11月07日

和紅茶①

3年前よりはるかに和紅茶が目立ちました、

今回の世界お茶祭りでした。

茶空間は日本茶専門店、殆どが緑茶ですが、

丸子紅茶は意味合いがあり、おかせて頂いています。

静岡市丸子は日本の紅茶発祥の地と言われ、その歴史は明治10年

多田元吉氏からの流れです。以前アップしました。


何故か?今年は茶空間も紅茶の関わりがあります。

お店のスタッフが3月10日、掛川市で開かれた
「国産紅茶シンポジウム」に勉強に行き、いくつかの和紅茶を入手してきました。
その中に、心に響くお茶をスタッフが見つけ
忘れられずにいました。

その後、6月5日に全国地紅茶サミットが静岡市で開かれたり
丸子には200人以上の方が詰めかけました。
茶空間はこの日は避けて、後日村松さんに少人数での
紅茶作りを体験させて頂きました。


村松さんの畑の「べにふうき」芽先が赤いですね。

先の心に響く生産家さんとの出逢いが、
この後待っていました。^^

では、続きはまた・・・


  


Posted by 茶空間 at 23:14Comments(0)紅茶のこと

2010年11月06日

有り難うございました。


凝縮された4日間を頂いた「世界お茶祭り」

北海道から鹿児島まで、
なんて新しい繋がりの多かった事でしょう。
それもレベルの高い素晴らしい方々でした。
学ばせて頂いた事も、盛りだくさん!

有り難うございました。

今月に入ってからお礼や整理、また出会った
新しい品の開発に追われてんてこ舞いでした。
充実した、有り難い日々を過ごさせて頂いております。

もうじきいくつか、ご報告できると思います。
ご期待下さい!


いつの間にか、すっかり秋も深まりました。

茶空間の和菓子も模様替えです。


銀杏(ういろう・黄身餡)

  


Posted by 茶空間 at 22:04Comments(0)日記

2010年11月01日

感動のお茶。


3年ぶりの世界お茶祭り、
内容の濃い4日間でした。

今回特に九州だけで、生産家さんから小売・卸屋さんまで
30人以上の方々と交流させて頂きました。
先輩から若い方まで、みなさん柔らかい方々に恵まれました。

この出会いを今後に生かしていきたいですね。

みな様有り難うございました。

最後31日にも茶空間で嬉しい出来事がありました。^^

東京からの常連様が熟成本山をお召し上がりになり、

追加で「ひだまり」をご注文頂きました。



一口目を含み、いつもウォ~!と歓声を上げられる方が、
声が出ませんでした。
しばらく茫然とされ、少し間が空いてから「ナニ~]
と我に返られ、絶賛下さいました。(^^♪

それを聞いて下さった、九州の方も追加ご注文。
ウワ、ウワ、と喜んで下さり、お帰りに知人に飲ませたいと
たくさんお土産にお持ち下さいました。

感動のお茶です。

しばきり園さん、有り難うございます!


茶空間は11月3日営業
4日振替休日
となります。

  


Posted by 茶空間 at 21:23Comments(0)日記