2010年09月20日
月とうさぎ
もうすぐ、明後日22日は中秋の名月ですね。
茶空間でも先日の「秋の野」に加え
「兎月(とげつ)」
今日からお出しします。
あまり可愛いお菓子は、食べる時困ってしまいますが。^^;
月とうさぎと言えばインドの童話を思い出します。
昔、仲良く暮らしていたサルとキツネとウサギ、が
やつれて倒れている老人に出合います。
三匹は老人を助けようとサルは木登り、キツネは 狩りで
食べ物を運びます。
ところがウサギは、苦労しても何も採ることができずにいました。
それでも、ウサギはどうにかして老人を助けたい一心で、サルと
キツネに火を焚いてもらうようお願いをしたのです。
そして、老人に「私は何も採ってくることが出来ませんので、
せめて私の肉を召し上がってください。」と伝え、自らその火の
中に飛び込み、老人に捧げたのです。
実はその老人は神様の一人だったのです。
ウサギの、捨て身の行動に感心した神様は、ウサギを月に昇らせ、
永遠にその姿をとどめさせたのでした。
秋の夜長に、そんなウサギを想いながらお月さまを愛でると、
また違うものが見えてくるかもしれませんね。
Posted by 茶空間 at 22:40│Comments(0)
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