2011年10月18日
釜炒り茶:静7132
すっかり、秋模様。
暖かいお茶に ホッとします。^_^
やぶきたの実生(種から育てた)から選抜された品種です。
「静7132」は系統番号で、古くからある品種ですが
名前が付かず、系統番号で呼ばれています。(p_-)
それはこのお茶の新芽が紅く、見た目の個性と
香気の個性が強すぎて扱いにくかったのかもしれません。
霜に強く、山間地の農家さんでは自家消費用に栽培されていました。
最近、この個性が見直され静岡市清水区では
「清水みんなのお茶を創る会」で蒸し製煎茶を
「まちこ」、とお名前を付けて人気者です。
生まれてから40年以上たって、やっと名前を
付けてもらえました。^^
釜炒り茶は昔のお茶作り製法のひとつの、
萎凋(いちょう)をさせる方が多く、甘い香りが出ます。
この 「静7132」 は、桜葉に含まれるクマリン(可愛い(^^♪)
と呼ばれる香気成分を持つ希少な品種で、
桜、あるいは桜餅を連想させる独特の香りが特徴です。
<お知らせ>
今週の日曜日、10月23日は
茶空間定休日となりますので、
お気を付け下さいませ。
Posted by 茶空間 at 20:00│Comments(0)
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