2011年10月08日
葡萄のかおり?の釜炒り茶
日本茶のほとんどは蒸し製のため、釜炒り茶を見ることは少ないと思いますが、
緑茶には、蒸し製(蒸気で茶葉を蒸し発酵を止める)と
釜炒り製(釜で茶葉を炒ることで茶葉の発酵を止める)があります。
特徴としては、見た目(形状)が勾玉のようにクルクル丸まっています。
釜香と呼ばれる香気が高く・さっぱりとした味。
水色(浸出液)は透明感のある、黄金色です。
九州の、佐賀・宮崎・熊本などが本場ですが、
静岡でも作られています。
中国緑茶はそのほとんどが釜炒り製です。
明治のころからの輸出をからめると、長~いお話しになりますので
またの機会に。
今日ご紹介するのは、
第5回O-CHAフロンティアコンテストに入賞した
安倍川支流の藁科川の茶畑で見つかった在来種。
葡萄のような香りが楽しめる、他にはない不思議なお茶です。
香 寿(こうじゅ)
茶葉を持ち上げると、茶葉がからんで葡萄の房のように
持ち上がります。^^
<お知らせ>
10月は、毎週水曜日と
第四日曜日、23日が
定休日になります。
Posted by 茶空間 at 19:00│Comments(0)
│日本茶のこと