2011年01月21日

深蒸し茶


此処の所テレビで話題になった、掛川の深蒸し茶。


NHKの人気番組『ためしてガッテン』

「みのもんたの朝ズバッ!」

のお陰で、深蒸し茶のお問い合わせをたくさん頂きました。



深蒸し茶は約40年ほど前、牧の原台地周辺~菊川の地域で
日照時間が長い為、葉肉が厚く渋みの多いお茶を美味しく頂くため
蒸し時間を普通煎茶の2~3倍取る、深蒸し製法が開発されたのが
始まりのようです。

以後、山間地のお茶を浅蒸し茶と呼ぶようになりました。

深蒸し茶が出来た当時は、粉茶じゃないか?
酷い所では、くず茶などと馬鹿にされました。

今のような広がりの一つのポイントは東京でした。

長く蒸すため香気成分の飛んでしまう深蒸し茶を
強く焙煎する事で、香りと味の濃いお茶、
そして深蒸し茶の特徴である、濃い緑色の浸出液。

また、深蒸し茶は浅蒸し茶より、淹れ方が楽です。

この様な特徴が当時、水道水の美味しくなかった東京に
ピッタリのお茶だったようで、静岡より東京で売れだしました。
もちろん、大勢の方々の下働きのお陰ですが。

実際、僕が丁稚にお世話になった東京の小売屋さんでは、
朝シャッターを開けると20~30人。
多い時は100人程、行列で待っていて下さり
開店と同時にてんやわんやでした。

もう、30年も昔の話です。
茶業界が潤った時代でした。

お茶の効用はたくさん解明されて来ましたが、
今回のポイントは、深蒸し茶が葉肉が砕け細かい為
お茶の成分がたくさん取れるという点でしょう。

でも、急須でしっかり毎日7~8杯ほど飲まないと
ダメですよ。^^


茶空間では、何種類かのお茶は最後に茶がらを召し上がって頂きます。

こういった機能性では、お抹茶や粉末緑茶があります。

茶葉丸ごとですから!

そう言った意味では、楽チンなのがお茶のサプリメント
花粉の時期、風邪の時期、ご利用者が急増します。

深蒸し茶

茶空間の深蒸し茶「牧の原」

もうひとつ、深蒸し茶が流行った理由があります。

長くなったので、次回お話ししますね。(^^ゞ

今回の掛川の関係者の皆様、素晴らしい番組を
有り難うございました。






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Posted by 茶空間 at 22:07│Comments(0)日本茶のこと
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